自己流ではありますが、筆者がYY-CHRでジョブ画像を編集する場合のやり方を簡単に
紹介します。今回はURFのレナの作業工程を、画像を交えて説明します。
まず編集するロムファイル名をFF5.smcにしてYY-CHRで開きます。すると設定を自動で
読み込んで、バトル編集用の画面構成になります。
上の画像はまだ手付かずの原作通りのレナです。パレット構成もそのままです。まずは
髪の塗りを白でリセットしていきます。ブラシアイコンの一番下の絵の具マークにセット
すると同じ色の部分を一気にベタ塗りできます。
↓ひたすら白く塗ります。
次に輪郭を変更します。見本となるピクセルリマスター等のネット画像を画像ビューアで
拡大して、注意深く見ながら変えていきます。ブラシを一番上のペンに戻してから左上を
透過色で1ドット変更。
↓更に輪郭を変えていきます。
↓内部の黒線も一旦消してしまいます。
↓ここで顔も変更してしまいます。
↓原作では髪色は3色ですが、今回は4色に増やします。一番暗い色をパレットの0x0F
(一番右)で1ドットずつ塗っていきます。パレット構成はそのままで気にせず塗ります。
↓次は二番目に暗い髪色をパレットの0x09で塗っていきます。
↓次は標準色をパレットの0x05でベタ塗りします。一番下の絵の具にすると楽です。
↓仕上げに明るい色をパレットの0x0Aで塗ります。髪色はこれにて終わりです。
↓今度は見本を見ながら服を塗り替えます。色を増やして、0x0Eを標準色にします。
↓ピクリマではスカートの部分が変わっているので、可能な範囲で変更します。
これにて一旦ファイルを保存して、左上の白紙アイコンを押して新規作成に切り
替えます。
ここまでが済んだら、実際のパレット構成にするために画像ビューアの見本から
抽出する色の部分を矩形選択してコピーして、YY-CHRに貼り付けます。
すると下記のウィンドウが出ますので、一番上のチェックを外して、プレビューの
パレットも貼りつけるチェックします。最後に右側のパレットの使う色以外の色を
右クリックで外していってOKを押します。
↓パレットの一番左の色(0x00)が、今貼り付けて選択した色に変わります。
右クリックして小窓を出し、右上のD6 34を何かにメモしておきます。
このD6 34が抽出した色の16進数データです。この数値をレナのすっぴんの
パレットデータの最後の2バイトに上書きします。パレットの取得手順は以上です。
レナのすっぴんパレットは14A920から32バイトです。これを書き換えて整え、再度
YY-CHRで開きます。ようやく立ち姿が完成しました。
↓次は構えの輪郭をスリム化します。このように各ポーズを変更していきます。
終わったら、ロムを開いてジョブチェンジ画面のグレイスケール(白黒)時の画像を
スクショして拡大します。白黒時でも濃淡が概ね正しいか確認して、おかしい場合
はパレットを入れ替えて塗りなおします。実はこれが非常に面倒です。
ただ、原作でもこの手順が省かれて白黒時の濃淡がチグハグなジョブが複数あり
ますので、こだわらないならこの工程は省略しても大丈夫です。
非常に簡単ではありますが、筆者はこのような感じで作業をしております。可能な
限り、髪の塗りなんかは8*8にしてコピペで手間を省いていかないと膨大な時間が
かかってしまいます。実際の作業の中で色々コツを掴まれるとよいと思います。
YY-CHRを2つ開いてベースにするすっぴんのパーツをコピペしたり、見本の絵を
画像ビューアで拡大して並べての比較などが効率アップにつながります。
今回はこれにて終わります。